2024年12月20日
2025年1月31日
旅はスムーズで、そして快適であることが理想的ですよね!
けれども実際には、思わぬところでトラブルが発生したり、焦って右往左往したりと、思った以上に大変な思いをしてしまうこともしばしば。
幸先の良い旅のスタートを切るためには、日本に到着してから、まず何から始めたらいいのでしょうか?
この記事では、事前に知っておくといい重要なポイントを厳選して、分かりやすく解説します!
まず最初に確保したいのがインターネット環境です。地図アプリの使用や情報検索、SNSの活用など、あらゆる場面でWi-Fi環境が必要になるでしょう。
日本には、街中や駅、ホテル、大型商業施設、カフェなどで利用できる"フリーWi-Fi"がたくさんありますが、実際には、Wi-Fiの使用に面倒な登録フローが必要だったり、やっと繋がっても回線状況が不安定で低速な通信になってしまったりと、残念ながら使い勝手が悪いことが多々あります。
ここではインターネット環境を快適に利用するための3つの方法をメリットとデメリットを交えながらご紹介します。
旅行前にWi-Fiルーターデバイスの予約を完了していなくても安心です。空港内の専用店舗では、Wi-Fiルーターのレンタルサービスを提供しています。
パスポートと支払い用のクレジットカードを提示すれば、その場で端末とアクセス情報を受け取りすぐに使用することが可能です!
▼メリット
・手続きが簡単で、その場ですぐに利用可能
・複数の端末で同時に使える
・通信速度が安定している
・日本全国どこでもつながる
▼デメリット
・バッテリーの充電が必要
・端末の持ち運びが必要
・紛失した場合の補償金が高額である
・空港で返却をする必要がある
日本で使える現地SIMカードとデータを購入するという手もあります。空港内にはSIMカードを購入できる店舗もあります。SIMカードであれば追加の機器が不要ですので便利です。
ただし、SIMカードを使用するためにはSIMロックが解除された(SIMフリー)スマートフォンやタブレットなどのデバイスが必要ですので注意しましょう。SIMフリーのデバイスをお持ちでない場合は、前述のポケットWi-Fiの利用か、後述するeSIMの利用検討してみてください。
▼メリット
・追加の機器を持ち運ぶ必要がない
・バッテリーの充電も少なくて済む
・リーズナブルな価格で利用が可能
▼デメリット
・使用する端末デバイスがSIMフリーでないと使用できない
・端末のSIMロック解除が必要
・SIMカードが小さいので紛失しやすい
「eSIM」という言葉を聞いたことがありますか?
SIMカードはスマートフォンなどのデバイスに予め組み込まれているSIMのことです。
このeSIMを使えば、SIMカードの差し替えの必要がなく、そのまま旅先で通信ネットワークをシームレスに切り替えて利用することが可能になります。
eSIMは最も手軽で便利な方法です。本当にオススメなのでぜひ試してみてください。これからはeSIMが主流になるかもしれませんね!
▼メリット
・物理的なSIMカードの差し替えが不要
・事前に購入が可能
・世界中で利用できる
・リーズナブルな価格
・柔軟な料金プラン
・プランの追加購入も可能
・カスタマーサポートが充実している
▼デメリット
・eSIMに非対応のスマートフォンでは利用できない
・SIMロックが解除されている必要がある
初めて日本を訪れる方には、手続きが簡単で確実なeSIMの利用をおすすめします!特に「Airalo」や「Ubigi」は、安心の価格・安定した通信環境・手軽さを兼ね備えており、多くの旅行者に選ばれています。
◼︎短期滞在(1〜2週間)の場合
『eSIM』がベストチョイスです。
→事前購入で手間要らず!追加購入も可能なので安心です。
◼︎長期滞在の場合
『Wi-Fiルーターのレンタル』『大容量通信のSIMカード』がオススメです。
→滞在期間が長いほど通信量も大きくなります。
◼︎複数人での旅行の場合
『Wi-Fiルーターのレンタル』がオススメです。
→回線を複数人で同時に使えて経済的です。
日本では電子マネーやクレジットカードの利用が増え、キャッシュレス化が進んでいますが、市場や、飲食店(バー、個人店)、小さな店舗、観光スポット施設では現金払いのみの場合が多いため、手元に現金で円を持っておくことを強くおすすめします。
ここでは、効率的に日本円を用意する方法をご紹介します。
空港の両替所は便利ですが、為替レートに関係なく手数料が高いです。
これはよく言われていることではありますが、少しでもお金を節約して、そのぶん他のことにお金を使える方が絶対的にハッピーですよね?
より賢い選択肢として「コンビニエンスストア(特にセブンイレブン)のATM」の利用をおすすめします。(以下「セブン銀行ATM」といいます)
成田空港や羽田空港にも、セブン銀行ATMは複数箇所に設置してあります。
成田空港内のセブン銀行ATM | |
---|---|
営業時間 | 06:00〜23:00 |
※営業時間は変更される可能性があります | |
設置場所 | 第1・第2・第3ターミナル |
羽田空港内のセブン銀行ATM | |
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営業時間 | 05:00〜24:00 |
※営業時間は変更される可能性があります | |
設置場所 | 第1・第2・第3ターミナル |
また、日本全国各地のコンビニエンスストアにもATMは設置されており、そこで日本円を引き出すことが可能です。外国語にも対応しているので、多くの訪日外国人旅行者にとって心強い存在ですね!
しかし、使い方によっては現金を引き出せないということもあるようです。いざという時に困らないよう、以下のQ&Aでしっかり確認しておきましょう!
Q. ATMで使用できるカードの種類は?
A. 推奨するのは『デビットカード』です。
→海外のデビットカードで、日本円を引き出すことが可能です。為替レートにもよりますが、比較的安価な手数料で利用可能です。
Q. クレジットカードは利用できますか?
A. ATMによって異なります。
→クレジットカードを利用できるものもありますが、カード会社によってはキャッシングの手数料が発生したりもするのでデビットカードが確実かもしれません。
Q. カードと連動したデバイスをかざしたりするだけで利用できますか?
A. 物理的なカード(=現物カード)での利用が確実です。
→日本国内のカード会社のものであればいくつかの操作は可能ですが、海外のカードではオススメしません。
Q. 日本円以外の外貨にも対応していますか?
A. いいえ。
→コンビニエンスストアのATMでは日本円のみ引き出し可能です。取引は必ず円で行ってください。
Q. 外貨を日本円に両替できますか?
A. いいえ。
→コンビニエンスストアのATMに外貨両替機能はありません。一部のコンビニには『自動外貨両替機』が設置されていますが、手数料は高い傾向にあります。街中にある両替所を使用するのがオススメです。
Q. 引き出し限度額は決まっていますか?
A. はい。
→使用するカードの設定によっても異なりますが、最大10万円ほど、と覚えておおきましょう。
旅行中は、移動にかかる運賃や食事代、旅先でのお土産やグッズ購入費、観光施設への入場料、イベント・アミューズメント体験料など、さまざまな場面でお金がかかります。では、どのくらいの現金を日本円で持っておけば良いのでしょうか?
ご予算や旅行スケジュールにより異なりますので、ハッキリと明確な金額は言い切れませんが『1人あたり15,000〜30,000円くらい』も持っていれば、1日を十分に楽しむことができるでしょう。(※高級レストランや料亭などでの食事を予定している場合は、もう少し多めに用意しておくことをオススメします!)
いずれにせよ、少し多めの現金を持ち歩くことが肝心です。
日本人の私ですら現金払いに対応していないケースに遭遇したことは記憶にありませんし、時には現金払いの方が喜ばれたりもします。(キャッシュレス決済には事業者側の手数料もかかりますからね!笑)
日本でのスムーズな移動のためには、交通系ICカードの入手は必須です。
特におすすめなのが「Suica(スイカ)」です。
Suicaは東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)が発行するプリペイド式の電子マネーカードです。カードに電子マネーをチャージしておくと、移動や買い物時にカードをタッチするだけで自動で料金が引き落とされます。
Suicaは、日本の公共交通機関で使用できる電子マネーカードです。Suicaで支払えるものは電車やバス、タクシーの運賃だけではありません。
日本にはいたるところにコンビニエンスストアや自動販売機がありますが、そこでもほぼ確実にSuicaでの支払いが可能です。他にも、カフェやファストフード店、レストランなどの飲食店でも利用可能です。旅行でも大活躍すること間違いなしですね!
Suicaへのチャージは、駅の自動券売機や、全国各地のコンビニエンスストアATMで可能です。また、一部のスーパーや薬局でもチャージすることができます。(※Suicaカードへのチャージには現金が必要なので覚えておきましょう)
Suicaで支払いを行いたい場合は、店舗の券売機やレジ付近で『IC』または『Suicaのロゴ』を探してみてください。もしくは従業員にカードを見せながら「Suicaは使えますか?」と尋ねてみるのも良いでしょう。
まず、Suicaには大きく分けて2種類あります。
通常の「Suica」カードと、訪日外国人旅行者向けの「Welcome Suica」カードで、主な特徴は以下の通りです。
◼︎Suica(通常)
・カラー&デザイン:緑とシルバー(ペンギンのキャラクター)
・販売価格:1,000円
・デポジット:500円
・チャージ上限額:20,000円(カード残高を含む)
・有効期限:最後の利用から10年間未使用で無効
【発売箇所】
JR東日本の駅の多機能券売機、みどりの窓口、話せる指定席券売機(オペレーターによる対応)およびJR東日本の新幹線停車駅のみどりの窓口
通常のSuicaカードは、世界的な半導体不足により発売を中止していましたが、「記名式」Suicaカードに関しては、2024年9月より発売を再開しています。
※2024年11月現在「無記名式」Suicaカードは引き続き発売を中止しています。
※今後も発売が中止または再開される可能性があります。
※最新情報はJR東日本の公式サイトをご確認ください。
◼︎Welcome Suica(訪日外国人旅行者向け)
・カラー&デザイン:赤と白(桜の花)
・販売価格:1,000円
・デポジット:0円(なし)
・チャージ上限額:20,000円(カード残高を含む)
・有効期限:購入日から28日間
・発売枚数:1人につき1枚まで
【発売箇所】
「JR東日本トラベルサービスセンター」
成田空港第1ビル駅、成田空港第2・3ビル駅、羽田空港第3ビル駅、東京駅、品川駅、渋谷駅、新宿駅、池袋駅、上野駅
「Welcome Suica自動販売機」
成田空港第1ビル駅、成田空港第2・3ビル駅、羽田空港第3ビル駅
「JAPAN RAIL CAFÉ TOKYO」
※東京駅の八重洲口にあるレストランカフェ
もし、最新のiOSを搭載したiPhone 8以降またはiPhone 8 Plus以降、もしくはApple Watch Series 3以降のデバイスをお使いであれば、「Wallet」アプリにSuicaカードを追加しておくことでApple Payから利用可能です。
使えるのはiPhoneとApple Watchユーザーだけに限られてしまいますが、この方法なら実際のカードを購入したり持ち運ぶ必要もなく、チャージもApple Payに対応しているクレジットカードから可能なので便利ですね!
日本での旅行をもっと快適にしてくれるアプリがあることをご存知ですか?
例えば、移動時の経路検索、翻訳機能、店舗やスポット情報の確認など、アプリがあれば旅行がよりスムーズになります。
無料で利用できるものが多く、Wi-Fi環境さえあれば、どこでも簡単にダウンロード可能です。日本到着後でも、まだ遅くはありません!ご自身の旅の流れをイメージしながら、旅のスケジュールに合わせて必要なアプリを準備しておくと良いでしょう。
30以上の言語に対応した高精度な翻訳アプリです。
カメラを使った文字認識機能を使用すれば、メニューや標識、館内マップの翻訳も問題ありません。また、音声入力にも対応しているため日本人とのコミュニケーションにも重宝します。
DeepLを仕事でもプライベートでも使い倒している私の個人的な意見ですが、Google翻訳よりも優秀だと思います。微妙なニュアンスを汲み取ってくれたり、表現の幅が広くていつも助かっています!
(ダウンロードリンク)
▼App Store (iOS):
DeepL: translate & write
▼Google Play (Android):
DeepL: translate & write
すでにお使いの方も多いでしょうが、一応ここでも紹介させていただきます。
Google Mapsは単なる地図アプリ以上の機能も持ち合わせています。電車やバスのルート検索はもちろん、行きたい店舗やスポットのリストを保存・シェアできる機能は、旅行者にとって非常に魅力的です。
通信環境が不安定な場所でも安心して使用できるのも評価ポイントですね!
(ダウンロードリンク)
▼App Store (iOS):
Google Maps
▼Google Play (Android):
Google Maps
荷物の預け入れ・預かり受けのシェリングサービスです。
ecbo cloakを使用すれば、飲食店やホテル、商業施設など、様々な場所で荷物を預けることができます。アプリ上で預け場所の検索や空き状況の確認も可能で、支払いもクレジットカードで完結するのでスマートです。
チェックイン前やチェックアウト後、お買い物を楽しみながらの観光時にオススメです!これがあればコインロッカーが埋まっていても、安心ですね!
※クレジットカード払いのみ。現金払いは不可(Visa、Master Card、AMEX、Diners Club、Discover)
※ 1人で持ち運べるサイズ(20kgまで)であれば、大きな荷物でもOK
※家具など1人で持ち運ぶことのできない荷物や、貴金属、生き物はNG
(ダウンロードリンク)
▼App Store (iOS):
ecbo cloak - Luggage Storage
▼Google Play (Android):
ecbo cloak
日本の公共交通機関は、本当に複雑で、慣れていなければ日本人でも間違えてしまうほどです。このアプリがあれば、そんな心配もいりません。新幹線から路線バスまで、あらゆる交通手段に対応した経路検索が可能で、運賃や所要時間も正確に表示され、遅延情報も確認できます。
アプリ内の「Railwai Map」機能は、主要な都市の路線図が閲覧でき、経路や場所(位置)の把握にも便利です。もちろん英語にも対応しているので、海外ユーザーも使いやすいです!
(ダウンロードリンク)
▼App Store (iOS):
Japan Travel - Route,Map,Guide
▼Google Play (Android):
Japan Travel - Route,Map,Guide
タクシー配車サービスです。
海外からの旅行者でも簡単にタクシーを利用できます。英語にも対応しているので、行き先の説明に困ることはありません。
また、海外発行のクレジットカードや携帯電話番号での登録が可能で、支払いもアプリ内で完結します!アプリを使用すれば、事前に料金の目安が分かるため、安心してタクシーを利用できますね!
移動手段に困った際に、きっと活躍してくれるでしょう。タクシーを使う予定がなくても、いざという時のためにダウンロードしておくことをオススメします。
(ダウンロードリンク)
▼App Store (iOS):
GO / Taxi app for Japan
▼Google Play (Android):
GO / Taxi app for Japan
電動キックボードや電動自転車のシェアリングサービスです。2023年6月から英語対応しました。
日本でも急速にユーザーが増えており、私もよく利用するサービスです。特に短距離の移動に最適で、渋滞に巻き込まれることなく目的地まで移動できます。
アプリで近くの車両を探し、車両が置いてあるポートで車両QRコードを読み取るだけで簡単に利用開始できます。返却も駐車スペースの空きがあるポートがあれば、そこに車両を置いて、いくつかのスマートフォン操作をするだけです。
最近は外国人の方が乗っているのも見かけるようになりました。観光地周辺の小回りの利く移動手段として、特に人気がありそうです!
ただ、日本国内ではLUUPのようなシェアモビリティサービスは一般に浸透しているとは、まだ言い切れないのが現状です。
日本人ユーザーによる歩行者との接触事故や交通違反も多発しています。ニュースやSNSでこのようなサービスに対する批判の声や論争の場を目にすることも多くなりました。利用する際には、無謀な運転は控え、迷惑行為はしないようにしましょう。
交通ルールを守り、安全な運転を心がけてください。
(ダウンロードリンク)
▼App Store (iOS):
LUUP - RIDE YOUR CITY
▼Google Play (Android):
LUUP - RIDE YOUR CITY
空港から目的地までの移動は、日本旅行の第一歩として重要です!成田空港と羽田空港のどちらに到着するかでも、都心部へのアクセス方法が大きく異なります。
成田空港からは、成田エクスプレスやリムジンバスが主な移動手段です。成田エクスプレスなら東京駅まで約1時間、リムジンバスは目的地によって1〜2時間ほどかかります。
一方、羽田空港は成田空港より都心に近く、京急線や東京モノレールを利用すれば、品川や浜松町まで30分程度で到着できます。タクシーも比較的リーズナブルな料金で利用できるので時間を節約したい人やゆったり移動したい人にオススメです。
どの交通手段を選ぶにしても、事前に目的地までのルートを確認しておくことで、到着後の移動をスムーズに行うことができます。特に電車を利用する場合は、乗り換え駅や所要時間をメモしておくと安心ですね!
到着前に確認することも大事ですが、空港に到着してからもう一度確認しておきましょう!
日本列島は南北に長く、世界的にみても四季がハッキリしており、天候も地域や季節によって大きく変化します。快適な観光のために「天候の確認」はチェックリストに入れておきましょう。
天候や気温をチェックすることで最適な服装や手荷物を準備することが可能なので、心に余裕が生まれ安心して旅行を楽しめますね!
単一のモバイルアプリではなく、「Google検索」などを使って複数の天気予報サイトを確認するのが良いでしょう。そうすることで、より正確な天候予測ができます。
「 [地名] × [天気] 」のような検索で、十分な情報を得ることができるでしょう。
◼︎天候
日本では特に6月・7月は梅雨の時期で、曇りや雨の日が多くなります。空港にいる時点で「晴れ」でも夕方からは「雨」の予報である場合も考えられますので、天候の変化を予見できているかどうかでも気の持ちようは大きく違ってきます。
◼︎最高気温と最低気温
日本の春と秋は、日中と夜間の寒暖差が大きくなる傾向にあります。特に10月や11月は、昼間はTシャツ1枚で快適に過ごせても、夕方から夜にかけて急激に冷え込んだりするので、上着を1枚持ち歩いていると重宝するかもしれません。
◼︎時間ごとの降水確率
少し上級テクニックですが、天候の変化に備えるのも大事です。
東京に住んでいる経験上、午後の予報が「雨」でも降水確率が「30%」以下であれば、雨になるケースは少ないように思います。しかし「40%」を超えているようであれば、折り畳み傘を持ち歩くのが良いでしょう。そうすれば、いつ雨が降っても安心です。
京都にも少しだけ住んでいたこともあるので、少しアドバイスをすると、京都は東京よりも天気が荒れやすいかもしれません。夏の暑さと冬の寒さは東京よりも体感レベルで少し厳しい印象です。特に京都市内は山々に囲まれた盆地なので、湿度も高く、昼夜の寒暖差も大きいです。(終日「晴れ」予報の日でもいきなりスコールに見舞われることもあります)
絶対に天候に備えなくてはならないというわけではありません。
多少の雨では揺るがない人もいるでしょうし、傘やレインコートなどの雨具は、駅の売店や街中のコンビニでも手軽に買えるので安心してくださいね!
空港に到着してから宿泊先や観光スポットなどの目的地に向かう際、大きなスーツケースを持ったままの移動は大きな負担となります。日本の公共交通機関は混雑していることが多く、特に「電車」での移動時には、大きなスーツケースの運搬は想像している以上に大変かもしれません。
まず、日本の電車には大きなスーツケースなどの荷物置きスペースは設置されていないと考えてください。特急電車や新幹線でさえ荷物の置き場は限られていますので、多くの旅行者が利用する場合には荷物置き場のスペース争奪戦になるかもしれません。
また、日本のターミナル駅は人でごった返していますし、駅構内の階段の上り下りでも予想以上の体力を削られるでしょう。
最後に、日本の都心部の電車の混雑具合は凄まじいです。朝の通勤・通学ラッシュ、夕方の帰宅時間帯など、ピーク時には乗車率が200%を超える路線もあるほどです。
タクシーならば問題はありませんが、バスですら、ホテル直行便でない限り、少なからず重いスーツケースを持って歩く運命です。これらを考慮すると現実的ではないように思えます。できることなら、大きなスーツケースなどは宿泊先への配送を手配してしまいましょう。
まずは、これから必要なものと、すぐには使わないものを分けましょう。当面必要な荷物は小さなバッグにまとめ、それ以外の荷物は別にすることをおすすめします。
バックパックの中身(ある一例)
・パスポート
・財布
・携帯電話
・充電器
・薬、サニタリー用品など
◼︎折り畳み傘
季節や天候によっては、持っておくといいかもしれません。急な雨や雪に見舞われても足止めを食ったり、コンビニを探す必要もないので安心です。
◼︎ハンドタオル・ポケットティッシュ・除菌シート
日本の駅や商業施設のトイレには、直接手を拭けるモノがありません。大抵はトイレにハンドドライヤーが設置されていますが、服が濡れたり、衛生面が気になる方は持ち歩くことをおすすめします。また、これらはコンビニや薬局にほぼ確実に売っているので簡単に調達できます。
◼︎充電用ACアダプター
充電用のACアダプターがあれば、バスや特急電車、新幹線の移動中にスマホやタブレット、Wi-Fiルーター、カメラなどを充電できるので便利です。
日本のコンセントタイプは、平行に二つの穴がある「Aタイプ」で、一般的な電圧は「100ボルト(V)」です。使用する製品によっては変圧器が必要な場合もあるので、一つの基準として覚えておくと良いでしょう。
◼︎最低限の下着類
靴下やパンツ、インナーなど、替えの下着を用意しておくと、とても心強いでしょう。汗をかいたり雨に降られたりしても大丈夫ですし、スーツケースなど大きな荷物を宿泊先に配送してもらうとなると、荷物を受け取れるのは翌日以降になる場合も考えられます。
都心部や郊外であればコンビニなどで購入することも可能ですが、心配な方は持っておくと安心かもしれません!
スーツケースなどの大きな手荷物は、空港から宿泊先までの宅配サービスを利用するのがおすすめです。日本の宅配サービスは、安全性と正確性で世界的にも高い評価を受けています。
ここでは、日本の主要な空港で利用できる主な宅配サービスを紹介します。空港から宿泊先までの移動をより快適に楽しむために、ぜひ参考にしてみてください。
◼︎ヤマト運輸の『空港宅急便』
日本最大手の配送会社、ヤマト運輸株式会社が提供する宅配サービスです。宅配時間の選択や、コンビニエンスストアからの発送などが行えるのも物流業界大手ならではの魅力です。
(公式サイト)
・『空港宅急便』概要ページ
・集荷・配送カウンター一覧ページ
◼︎日本郵便の『空港ゆうパック』
日本の郵便・物流事業の大手である日本郵便が提供するサービスです。全国の郵便局窓口、またはゆうパックの取り扱いに対応しているコンビニエンスストアからも利用することができます。
(公式サイト)
・『空港ゆうパック』概要
・取り扱い空港一覧
◼︎JAL(日本航空)の『JAL ABC』
日本航空株式会社(JAL)が提供する宅配サービスです。JALの航空便の搭乗者でなくても利用することができます。宿泊先ホテルの住所検索など英語で対応してくれるのも航空会社ならではのきめ細かいサービスですね!
(公式サイト)
・『JAL ABC』概要
※取り扱い空港カウンター一覧も同ページに記載
これらのサービスは、空港から荷物を送ることももちろん可能ですが、逆に空港に荷物を送って、空港でピックアップすることもできます。日本旅行の際にはぜひ活用してみてくださいね!
最後に、もう一度おさらいしておきましょう。
①インターネット環境を確保する
②日本円を用意する
③交通系ICカードを入手する
④日本旅行で役立つアプリをダウンロードする
⑤目的地への移動ルート・手段を把握する
⑥当日の天気をチェックする
⑦移動時の手荷物をなるべく軽くする
⑧宅配サービスで荷物の発送を手配する
日本の文化や言語、インフラに不慣れな訪日外国人旅行者にとって、今回ご紹介した内容は日本での滞在を格段に快適なものにしてくれるはずです。事前に対策を立てられれば、到着後のイメージも湧きますし、何よりトラブルや混乱を最小限に抑えられるでしょう。
この記事が、日本を訪れる方々のために、少しでも役に立てることを願っています。
ぜひ"チェックリスト"のように活用して、皆さまの日本旅行を素晴らしいものにしてください!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
では、また次の記事でお会いしましょう!