2024年12月20日
2025年2月12日
日本での旅行を心待ちにしているけれど、「日本語が話せないから不安…」と悩んでいませんか?確かに、言葉の壁は旅行中の大きな課題の一つです。でも、ご安心ください!
この記事では、日本旅行で本当に使える、シンプルで覚えやすいフレーズを厳選してご紹介します。これさえ押さえておけば、きっと素敵な思い出作りの助けになるはずです。
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まずは基本的な日本語のフレーズをマスターしましょう。
ここでは、どんな場面でも使える簡単なフレーズをご紹介します。これらは日本人も日常的に使うフレーズですので、発音が少し違っても、きっと相手に伝わるはずです。練習してみてくださいね!
1 ) "Yes." → Hai.(はい)
相槌としても使えるので、便利なフレーズです!ぜひ覚えておくといいでしょう。
2 ) "No." → Iie.(いいえ)
相手の質問や提案に、否定する時に用います。「いいえ」のあとに自分の考えを述べることができると、より建設的な会話になるでしょう。
3 ) "Hello." → Kon nichiwa.(こんにちは)
時間帯は関係なく使用できるフレーズなので、最も汎用性のある挨拶と言えるでしょう。後述する「おはようございます」「こんばんは」との使い分けができると、日本人としてとても好印象を受けます!
4 ) "Good morning." → Ohayô gozaimasu.(おはようございます)
朝の時間帯(午前5時〜午前11時まで)に使用するのが一般的です。それ以外の時間帯に言うと、『この人は今さっき起きたばかりなのかな?』と思われてしまうので、注意してください!笑
5 ) "Good evening." → Konbanwa.(こんばんは)
夕方から深夜の時間帯(午後17時〜午前4時ごろまで)に使用するのが一般的です。
6 ) ”Nice to meet you." → Hajimemashite.(はじめまして)
主に初対面の人との会話で使います。
7 ) ”Goodbye." → Sayônara.(さようなら)
人と別れたり、その場から立ち去る際に使います。
8 ) "Good night." → Oyasuminasai.(おやすみなさい)
就寝前の形式的な挨拶として用いるのが一般的ですが、夜の別れの挨拶としても用いることがあります。後者の場合は、「Goodbye」のニュアンスを持ち、口語的な表現になります。
9 ) "See you soon." / "See you again." → Mata, aimashou.(また、会いましょう)
「また」というのは「again」の意味を持ちます。「さようなら」だけでは淡白な印象を与える場合もあるので、この言葉を添えられるとかなり好印象です!
10 ) "I will be back (again)." → Mata, kimasune.(また、来ますね)
「さようなら」のあとに付け加える形で、使いましょう。楽しい時間を過ごした飲食店の従業員や、宿泊先のスタッフに言えると、とても素晴らしいです!これが言えると、言われた側は『また来たいと思ってもらえたんだな!』と嬉しい気持ちになるでしょう!
11 ) "I'm sorry." / "I apologize." → Gomen nasai(ごめんなさい)
謝罪の意思表示に使います。次の「すみません」よりも深い反省のニュアンスが含まれます。
12 ) "Excuse me." / "Sorry." → Sumimasen.(すみません)
こちらも謝罪の意を表すときに用いるフレーズで「ごめんなさい」よりも、ほんの少しカジュアルですが、反省の意思が伝わるフレーズです。一つ前の「ごめんなさい」と違うのは、「すみません」は、誰かを呼び止める時や、誰かに話しかける時にも使えるという点です。
13 ) "What did you say?" / "Excuse me?" / "Sorry?" → Sumimasen(すみません)
「すみません」の使い方として、語尾のイントネーションを上げれば、聞き取れなかったときに聞き返すフレーズとしても使うことができます。英語と一緒の感覚で使えると思います。とても便利なので、これは覚えておくと良いでしょう!
14 ) "I am Jonathan." / "My name is Jonathan." → Watashi wa Jonathan desu.(私はジョナサンです)
名乗る際に使うフレーズです。「Jonathan」の部分をあなたの名前にするだけです。
また、「Jonathan」の部分を職業や職種に差し替えると、あなたがどんな仕事をしているのか伝えることもできます。例えば「Watashi wa "IT engineer" desu.」と言えば、ITエンジニアの仕事をしていることになります。「Watashi wa "nurse" desu.」といえばナースの仕事をしていることが伝えられます。
15 ) "I came from UK." → Igirisu kara kimashita.(イギリスから来ました)
あなたの出身国を伝えるフレーズです。国じゃなくても州や都市名でも、文法的には問題ありません。
16 ) "I speak only a little Japanese." → Nihongo wa sukoshi shika hanasemasen.(日本語は少ししか話せません)
あなたがあまり日本語を話せないことを伝えるフレーズです。日本語の単語だけなら聞き取れるという人にはおすすめのフレーズです。
17 ) "I am not good at Japanese." → Nihongo wa tokui dewa arimasen.(日本語は得意ではありません)
日本語が得意ではないということを伝えるフレーズです。一つ前のフレーズよりも、こちらの方が理解することも、話すことも苦手だというニュアンスが伝わりやすいです。
18 ) "I love Japan!" → Nihon ga daisuki desu!(日本が大好きです!)
日本人なら言われて嬉しい言葉なので、こちらも紹介させていただきますね!
19 ) "Thank you." → Arigatô gozaimasu.(ありがとうございます)
感謝の気持ちを伝えるフレーズです。日常的に使えるので、どんどん使っていきましょう。ありがとうと言われて嫌な気持ちになる人はいないはず!
ここでは旅行中の様々なシーンで使えると便利なフレーズをいくつか紹介します。特によく使うであろうものを厳選したので、ぜひ使ってみてくださいね!
20 ) "What is this?" → Kore wa nan desuka?(これはなんですか?)
気になる商品について従業員に尋ねるフレーズです。買い物だけではなく、食事の際にも使えるので、ぜひ覚えておくと良いでしょう!相手が分かりやすいように、指をさしながら聞くのがポイントです。
21 ) "How much is this?" → Kore wa ikura desuka?(これはいくらですか?)
値段を尋ねるときに使います。価格表示のない商品の値段を知りたいときに使いましょう。売り物かどうか知りたい際にも使えるフレーズです。
22 ) "Can I get this?" / "I'll take it." → Kore o kudasai.(これをください)
ショッピングの際に使えるフレーズです。自分で商品をレジカウンターに持って行った際や、店員さんに勧められた際にも使えます。
23 ) "Can I pay by credit card?" → Kâdo de harae masuka?(カードで払えますか?)
クレジットカードで支払いを行いたいときに使います。
24 ) "Can I pay with Suica?" → Suika de harae masuka?(Suicaで払えますか?)
日本で使える交通系ICカードの「Suica」での支払い時に使うフレーズです。Suicaは交通機関だけではなく、コンビニやレストラン、カフェ、薬局など、様々な店舗での利用が可能な、日本旅行には必須の便利なカードです。
25 ) "Let's eat." → Itadakimasu.(いただきます)
日本では、食事の最初に必ず口にする言葉です。単に「食べ始めます」という合図ではなく、「命をいただく」という意味が込められています。食材や料理を作った人に対する感謝の気持ちを表現する大切な言葉です。
26 ) "It was delicious." → Gochisô sama deshita.(ごちそうさまでした)
食事を終える際に必ず口にする言葉です。食事が用意されるまでに関わった全ての人々への感謝の言葉として使われます。「ごちそうさま」と言うこともありますが、「ごちそうさまでした」の方が、より丁寧な表現です。
27 ) "Can I have some water, please?" → Omizu o itadake masuka?(お水をいただけますか?)
水が欲しいことを従業員に言うフレーズです。
28 ) "Do you have sake available?" → Nihon shu wa arimasuka?(日本酒はありますか?)
店舗に日本酒の用意があるかどうかを尋ねるときに使いましょう。「Nihon shu」の部分を「Beer(Bîru)」や「Whisky(Uwiskî)」に差し替えても同じ使い方ができます。
29 ) "It is delicious!" → Oishî desu!(美味しいです!)
口にした食べ物が感動を与えてくれたなら、ぜひ言葉にしてみましょう。言われた相手は必ず喜んでくれるはずですよ!
30 ) "Can I go to Shibuya by this train?" → Kono densha de Shibuya ni ikemasuka?(この電車で渋谷に行けますか?)
乗ろうとしている電車(または路線)で目的地まで行けるかどうかを尋ねるフレーズです。「電車(densha)」の部分を「バス(Basu)」に差し替えることで、バスが目的地まで行けるかどうかも尋ねることができます。
31 ) "Where is the nearest station?" → Chikai eki wa doko desuka?(近い駅はどこですか?)
最寄りの駅(もしくは駅への入り口)がどこにあるかを尋ねる時のフレーズです。
32 ) "I want to go to Shibuya." → Shibuya ni ikitai desu.(渋谷に行きたいです)
行きたい場所を伝えるだけのフレーズですが、その場所への「行き方」を尋ねている意味になります。
突然の体調不良、そして日本特有の地震や台風などの自然災害......海外旅行中の思わぬトラブルは誰にでも起こり得ます。特に日本は地震や台風による自然災害も珍しくありません。そんな「もしも」の時に使えるフレーズを知っておくことで、緊急時でも冷静に対応できるでしょう。
33 ) "Help!" → Tasukete!(たすけて!)
周囲に助けを求めるフレーズです。滅多に使うことはありませんが、突然の危険を察知した場合には使えます。
34 ) "Call the police!" → Keisatsu o yonde kudasai!(警察を呼んでください!)
警察を呼んでもらう時に使いましょう。
35 ) "Call an ambulance!" → Kyûkyûsha o yonde kudasai!(救急車を呼んでください!)
救急車を呼んでもらう時に使いましょう。
36 ) "It hurts!" / "Ouch!" → Itai!(痛い!)
痛みを訴える時のフレーズです。
37 ) "I think I have fever." → Netsu ga arimasu.(熱があります)
熱があることを伝えたいときに使います。同じフレーズで「She has fever.」でも「He has fever.」の意味でも使えます。
38 ) "I have a headache." → Atama ga itai desu.(頭が痛いです)
頭痛がすることを伝えたいときに使います。
39 ) "I want to go to the hospital." → Byôin ni ikitai desu.(病院に行きたいです)
「病院(Byôin)」に行く必要があることを伝えるときに使います。本当に体調が悪いと感じたら、すぐに近くの人にできるだけ早く救急車を呼んでもらうように頼んでください。
40 ) "Does anyone speak English?" / "Do you have an English speaker?" → Eigo o hanaseru hito wa imasuka?(英語を話せる人はいますか?)
緊急時に英語でのコミュニケーションが取れるとスムーズです。ぜひ、英語を話せる人が必要だと伝えてください。
ここまで日本語の便利なフレーズを紹介してきましたが、全てのフレーズを完璧に覚える必要はありません。コミュニケーションの方法は言葉だけではないのです。ここでは、その場にピッタリな日本語が咄嗟に出てこなくても、日本人とのスムーズなコミュニケーションを実現する具体的な方法を紹介します。
翻訳アプリは旅行のあらゆる場面で役に立ってくれるでしょう。相手に勘違いしてほしくないときや、正しい日本語で相手に気持ちを伝えたい場面で使用することを強くおすすめします。
翻訳アプリは「Google翻訳」が有名ですが、「DeepL」もおすすめです。どちらもブラウザで検索すれば利用できるので、インターネット環境をお持ちの方はブラウザ版でも問題ありませんが、アプリならすぐに起動できるので、ダウンロードしておくと便利です。
個人的にはDeepLの方が表現の幅が広く、細かいニュアンスも汲み取ってくれる気がします。翻訳アプリはどんどん活用しましょう!
◼︎DeepL
(ダウンロードリンク)
▼App Store (iOS):
DeepL: translate & write
▼Google Play (Android):
DeepL: translate & write
日本人とのコミュニケーションで一番大事なことは「恥ずかしがらないこと」です。
たとえ完璧な日本語を話せなくても、安心してください。日本人は外国人観光客に対してとても親切で、コミュニケーションを取ろうとする姿勢をとても喜んでくれます。
私が個人的に「Japan-glish」と呼んでいる、日本語と英語を混ぜた話し方は実に有効です。例えば、『彼女は私の娘です』という言葉をJapan-glishで表現すると『Kanojo wa "my daughter" desu.』となります。『お水をください』は『Mizu o please』、『トイレはどこですか?』は『Toire wa where desuka?』というように表現できます。
これだけでも十分に伝わるので、ぜひ試してみてくださいね!
これは当たり前かもしれませんが、対人コミュニケーションにおいて、身振り手振り(ジェスチャー)は非常に効果的なツールです。
あなたが伝えようとしていることを、相手が正しく汲み取れるかどうかはあなたのジェスチャーのクオリティ次第でもありますが、一生懸命に伝えようとする姿勢は、必ず相手に聞く耳をもたせ、会話のキャッチボールの回数も増えるでしょう。
いかがでしたでしょうか?
この記事で紹介したフレーズやコミュニケーションの秘訣を活用すれば、きっと日本での旅行がより一層楽しいものになるはずです。完璧な日本語は必要ありません。日本人は外国人観光客に対してとても親切で、たとえ完璧な日本語でなくても、コミュニケーションを取ろうとする姿勢をとても喜んでくれます。
大切なのは、日本の人々と交流しようとする気持ちです。ぜひ、あなたなりの方法で日本の魅力を存分に楽しんでください!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では、次の記事でお会いしましょう!